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【レポート】助成金無料オンラインセミナーを開きました

おしらせ

2026年6月24日、未来クリエイトmiracuriさん主催、当センター共催で助成金オンラインセミナーを開きました。事前申し込みは当初定員の2倍の60名!みなさんの関心の高さがうかがえます。

セミナー講師は、青木智宏さん(公益財団法人ベネッセこども基金 事務局長)

セミナーには長崎市内の団体だけでなく、助成金に関心がある団体が全国各地から参加。団体を支援する中間支援組織の職員も。参加者は最初に自己紹介とセミナーで聞きたいことをチャットで出してセミナーが始まりました。

その後は早速、青木さんから助成金についてのお話が始まりました。

以下は当日のアーカイブと抜粋です。

動画前半(60分)、動画後半(50分まで)

非営利団体の財源と取り組む順番

・会費、寄附、助成金、自主事業、委託事業の内、助成金はまとまった額が早めに入るので、最初に助成金事業に取り組み、その期間に会費、寄附、自主事業など自主財源(安定財源)を育てる計画で取り組む

・初めて助成金を申請する場合は50万円までの小口から申請する。これは、助成事業で実績(信頼)を作り、支援者や事業を育てていく計画に沿ったもの。時間をかけて100万円、1,000万円と雪だるま式により大口の助成に申請できる力がついてくる。

・助成金は獲得がゴールではなく、活動を促進、拡大するレバレッジ(梃子)として活用する。

・官民連携やICT化で企業がニッチな専門的社会課題に取り組めるようになってきた。企業とNPOの境界があいまいになり、両方の分野をまたいで活躍する人が増えてきている。

採択される団体は助成提供側の考え方を知っている

採択と不採択を分ける3つのポイント

 ①助成金は探し方が9割。自分の活動と助成金のマッチングができているか

 ②何をやっているかではなく、活動によりどんな変化を生み出しているかが伝わっているか

 ③申請書を書く前の準備(課題、活動、目標)の整理ができているか

なぜ採択されないのか、その理由

 なぜ、その課題が繰り返し生じているのかを構造的にとらえていないから。その構造を地域の数字(定量的)や当時者の声(定性的)で裏付けする。

事例)主催者である荒瀬さんの失敗

①マッチングのミス→実績無いのにいきなり3,000万円の助成申請→不採択

②財団の目的を顧みず、自分の想いばかりを熱く語ってしまった→で?だから?(終わり)

③課題、活動、目標を整理せず、申請書を書いた→何したいかわからない

③採択に繋がる助成金の探し方 一人では探さない、必ず複数で

団体に合う助成金の見つけ方

 助成金探しのコツはタテ掘り、ヨコ掘り

①タテ掘り(助成金Naviやcanpanで助成情報を検索)

 検索する時「募集終了、募集予定」まで含め、初めての場合は上限50万円程度で絞り込む

②ヨコ掘り(個別の助成金、団体にクローズアップする)

・タテ掘りで見つけた助成金の実績を調べ、その中から自分たちの活動に近い団体・活動を探す。

・目星をつけた団体の過去の助成実績を探し、自分たちの団体の今のステージと調べたその団体のステージが近い時点での助成金を見つける。

・その助成金が、今の自分たちの活動に利用できるかどうか検討する。対象がNPO法人の場合、内閣府のサイトで過去の活動計算書から助成実績を調べることもできる

申請書を書く前にテンプレートで自分の団体の価値を可視化

 ①おでんフレームワーク

 構造化した課題があり、理想の状態に近づけるために、活動を作っていくと説得力が増す

 ②ロジックモデル(多くの助成金申請の様式に採用されている)

 活動としてやったこと(アウトプット)と、活動により変化したこと(アウトカム)を混同しない。やったからこう変わったという説明になっているか。審査ではアウトカムが重視される。

 ③審査員が見る申請書のポイント

 課題が構造として書かれているか、なぜこの団体が取り組むのか、目標が計測できる形になっているか、助成金の目的と活動が合っているか、自分の団体がやりたいことを書くのではなく助成元が知りたいことを書く。ここまで申請書に書く前段階の準備が8割。

これでセミナーは終了しました。参加者からは「そうだったのか」「思い当たることが」といった感想がチャットに書き込まれました。

当センターでは市民活動の活性化を目指し、セミナーや交流会、相談会を開催していますので、お気軽にご参加、ご相談ください。

お問い合わせ

主催者 荒瀬 奈穂子(未来クリエイトmiracuri 代表)からのエール

発達特性を持つ子ども2人が相次いで不登校になり、地域に居場所がなかった経験から、当事者が集まれる居場所づくりプロジェクトを立ち上げました(一般社団法人かわたな夢キッズ)

「明日にでも必要な場所を、今日作らなければ」という切実さの中で、助成金という資金調達の方法に出会い、数百万円規模の助成金を3年連続で獲得。活動の土台を築くことができました。

その経験から痛感したのは、「もっと早く知りたかった」 という一言。

資金の壁で動き出せない人、活動を始めたのに続けられなくなっている人——そんな人を一人でも減らしたくて、このセミナーを開催しました。

実績がなくても大丈夫。想いがあれば、一緒に動き出せます。

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