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【レポート】若者向けSDGs地域創生カードゲームまちづくり体験講座を開きました。

研修会・講座・交流会情報

SDGsカードゲームを通じて、まちづくりを体験する講座を開きました。長崎純心大学の学生、長崎純心高校、長崎南山高校の生徒さん32名が参加。行政職、街の商店主、一次産業、一般市民などの8チームに別れそれぞれの目標達成を目指しながら街を作っていくというゲームです。

講師は㈱つくるのわデザインの岩本諭代表取締役(35歳)。まちづくりをボランティアから仕事にして会社を作った方です。

ゲームは中山間地域で人口減少が進む街のという設定。説明を受けた後、学生と生徒たちはそれぞれのチームで作戦会議。自分のチームの目標を達成するには?まち全体を良くするためには?を考えながらカードに書かれたプロジェクトの実施に取り組みました。

カードに書かれたプロジェクトは人とお金という2つの資源を集めれば達成できるというもの。この資源が手元になければ他のチームから買ったり借りたり、交換したりという話し合いを通して手に入れます。暴力はNG。

話し合いでは、交換の際に条件を出したり、プロジェクトが成功したら20%キックバックするなど大人の社会でのやり取りも。

ゲームは全部で4ターンです。始めの頃は遠慮しがちに声をかけたり話したりしていましたが、徐々に街の状況が変わってくる(悪くなる)と次第に焦ってきたのか、資源が少なくてもできるプロジェクトをたくさんやるようになってきました。しかしそのようなプロジェクトはインパクトが弱いため、街が良くなる結果にはなかなか繋がりません。

4ターン終わった結果は、人口減少が著しく進み、経済が落ち込み、環境が悪化し、とても暮らしにくい街に。

終了後に講師の岩本さんから「実は、余力がある(スタート)のうちにたくさんいろんなプロジェクトに取り組んで資源(人とお金)をまち全体(8グループ)に回すことで良くなるという作りになっています。従って、1ターン目で遠慮して他のグループと話し合いをしなかったり、自分たちの目標だけ目指してプロジェクトに取り組んだり、協力を拒否したりするとこうなります。現実でも起こり得えます。資源(人とお金)が減ればそれだけできるプロジェクトが限られてくるからです。」という解説がありました。

センター長の関根からは「困ったことややりたいことがあっても恥ずかしがって黙っていたら、誰もわからない。話すこと、伝えることで初めて周りの人は、あなたのやりたいことや困りごとがわかって力を合わせようとする。だから遠慮せずに困っていることは困っていると言うようにしましょう。」と伝えました。

参加した学生からは「もっと多くの時間を使ってやりたい。とても面白かった」という声が寄せられました。

SDGsカードゲームは岩本さんが講師として認定されていますので実施してみたい体験してみたい方は㈱つくるのわデザインさんまでお問い合わせください。

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