2025年4月15日(火)18時30分から、長崎市や民間団体が取り扱う補助金・助成金の合同説明会と交流を目的とした名刺交換会を開催しました。夜遅くにも関わらず、定員を上回る50名近い方が参加しました。中には長崎市外からも参加した熱心なNPOもおられました。
長崎市の補助事業を一度に聞ける説明会と交流の場としては、初めての取り組みです。
今回の事業は、長崎市市民協働推進室、まちなか事業推進室、平和推進課、社会福祉法人長崎県共同募金会、公益財団法人長崎バス観光開発振興基金の5者の補助・助成金の説明と担当者も交えた名刺交換会です。

はじめに、長崎市市民協働推進室の野副智子室長より挨拶していただき、開会しました。
第1部 補助金・助成金の申請ポイント
第1部は当センター長の関根志朗より、助成金・補助金に対する考え方、審査側が見ているポイントなどを説明しました。

短い時間での解説でしたが、「わかりやすい文章」「助成団体と助成を受ける団体とはパートナー」「相手に共感してもらえること」など重要なポイントについて解説しました。
第2部 助成団体からの説明
第2部では各助成団体から、助成対象となる団体、事業、経費、申請要件などについて説明していただきました。
※長崎バス観光開発振興基金は急用により欠席のため、市民活動センターより代わって説明しました。

以下、各補助金・助成金の主催団体の事業です。簡単にご紹介します。
長崎市市民活動支援補助金(長崎市市民協働推進室)
助成上限はプログラムごとで違いますが、50万円(75%以内補助/市民活動ジャンプ補助金の場合)が最大です。
長崎市における市民活動全般に広く活用できるのが特徴です。また人材育成のための費用なども対象とするプログラムもあります。なお申請には当センターの登録が必要となります。
『長崎市市民活動支援補助金』についてはこちら
長崎市まちなか賑わいづくり活動支援事業(長崎市まちなか事業推進室)
助成上限は50万円(80%補助)となっています。
「新大工~浜町~大浦に至るまちなか区域」の賑わいづくりを対象にしている点が特徴的です。また、ボランティア団体に限らず、個人・グループ・会社も応募可能となっている点も非常に珍しいです。
『長崎市まちなか賑わいづくり活動支援事業』についてはこちら
長崎市平和の新しい伝え方応援事業費補助金(長崎市平和推進課)
助成上限は20万円(収入を除いた全額を補助)となっています。
平和に関する”新しい伝え方”という点が重要です。過去実績を参考にすると、平和と他の分野のコラボなどを視野に入れると良いかもしれません。個人での応募が可能となっています。
『長崎市平和の新しい伝え方応援事業費補助金』についてはこちら
ファーストペンギン応援事業(社会福祉法人長崎県共同募金会)
助成上限は20万円(100%補助)となっています。
”ファーストペンギン”の名が示す通り、先駆的な事業を対象としています。
長崎県で活動するボランティア団体であれば対象となりますが、中間支援組織(当センターなどのボランティアセンター、市町社会福祉協議会のボランティア担当部署)を通じて申請する必要があります。
『ファーストペンギン応援事業』についてはこちら
長崎バス観光開発振興基金
助成上限は100万円(定めなし)と、今回説明していただいた助成金の中では最大となっています。
観光、文化、スポーツ、国際交流、教育、学術、環境保護を対象にしており、原則新しい事業立ち上げの支援を目的としています。
『長崎バス観光開発振興基金 助成事業』についてはこちら
第3部 事例発表
第3部では事例を通した申請のポイントを学ぶため、『7.23竹灯りのつどい実行委員会』さんから補助を受けた活動内容の紹介してもらいました。
これに対しセンター長・関根より「市民が主体である事、補助金を活用して市民が参加したという点」がポイントであると解説しました。

名刺交換会・交流会
助成団体担当者と直接話せる機会とあって、話が弾んでいる様子でした。その後、記念撮影を行い、あっという間の2時間となりました。

参加者からは「補助金・助成金の探し方、考え方、一歩踏み出し方がわかりました」「とても具体的で様々な補助金・助成金について内容や申しこみ、プレゼンのポイントも伺うことができ良かったです」など感想をいただきました。
なお、本年度は『ながさきの補助金・助成金合同説明会、名刺交換会』を秋に再び開催する予定です。
長崎市市民活動センターでは、このように補助・助成主体と市民活動団体をつなぐ場作りを行っています。
活動で困ったことや繋がってみたい活動、団体がありましたらお気軽にご相談ください。