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【レポート】ボランティアは人(ひと)が大切 月例座談会(最終回)を開催しました。

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毎月第4水曜日の夜に開いてきた市民活動団体・地域団体のための月例座談会。2025年3月26日の最終回を開催しました。

前日までに寄せられていた他の参加者に聞きたいことを中心に話していきました。

Q1:会員が増えた時の役割分担はどうしている?

A1-1:最初は人に頼むことが出来なかったけどある時「一人じゃ無理やん。ダメ元で頼んだら?」と言われ気が楽になって頼んだらみんなやってくれた。

A1-2:うちの団体は人が自然に話し合って自然に役割分担が出来た。

A1-3:いい意味でトップダウンで言われたら動くし、そうでなければ動かないという感じになっている。

A1-4:代表者とか事務局とか特定の人が抱え込んでいるケースは団体内で腹を割って話し合いが出来ていない事が多い。自分から参加したのだから話して頼めばいいと思う。

Q1の方:お話を聞いて会員と話し合いが出来ていないのではないかと自分で感じた。もっと話し合いをしようと思う。

Q2:会員とコミュニケーションを取る時に気をつけていることは?

A2-1:一人ひとりを観るようにしている。細かいことでも知っておいて話題をその人に振るとその人が瞬間的にヒーローになる。そうやってみんながヒーローになれる場を作るように心がけているし、外から新しい人が来た時はうちわの盛り上がりで疎外感を感じないように話題を変えるなどしてしている。

A2-2:心にある澱を吐き出して楽になる活動なので話し手を否定しない。

A2-3:不用意に相手のテリトリーに入らないようにする。

A2-4:相手によってチャネルを変える。特に男性は相手の社会的地位と年齢で自分のポジションを取ろうとしがちなので、安心できる場であること、それを伝える人を選ぶなど細かく人を観るようにしている。

Q3:活動にはどんな目標をどうやって立てている?

A3-1:自分で目標を作って、会員がズレそうならば戻るように、或いは自ら訂正するように話をしている。

A3-2:楽しみたいとか、役に立ちたちとかボランティア活動に参加する目的はそれぞれなので、無理にまとめることはしない。それぞれの目的に近づくよう共通の目標を作っていくようにしている。

Q4:活動資金として自主財源をどう確保している?

A4-1:年会費をもらっている。それをベースに運営して特別なイベントの時は参加費収入をもらっている。どうしても経費はかかるので、依頼があった場合は経費を出してもらえないか毎回、話している。

A4-2:ボランティアを頼まれて知人を紹介したが、当日、経費を出してもらえないかと相手に話して貰うことが出来た。本当は依頼があった最初の段階で○○円と言っておくべきだったと思う。無料できることもあるがそうでない場合もあるから。

A4-3:自主財源を確保する目的は何なのか?いくらなのか?それによりどういう性質のお金を確保すべきか方法が変わる。1万円と100万円ではお金の集め方が違う。まずはおおよその支出額を計算し、その支出をどういった収入で賄うのかを考えてはどうか。

話は尽きずでしたが時間となったためお開きとなりました。

ボランティア組織は「ひと」の集まり

1年間12回やってみて一番多かった話題は「ひと」に関することでした。ボランティア団体やNPO法人は「ひと」が集まって活動する組織です。「ひと」が自主的に積極的に参加することがとても大切だと思いました。

また会社や財団法人のように「お金」を集めて事業をする組織とは違うことを改めて実感しました。

月例座談会には延べ74名が参加しました。

毎回、ファシリテーターを務めていただいたモリキチさん(@morikichi_kikaku)、ありがとうございました。

「自分たちの活動だけでは接点がなかった方と出逢えて活動に新しい視点が出来た」という方もいて、交流を実感しました。

令和7年度交流会のお知らせ

令和7年度は随時、交流会を開催します。まずは4/25(金)に長野県長野市で活動している「ながのボランティア・市民活動支援ネットワーク」さんの活動についてお話を聞きます。https://ncacl.net/post-4939/

20年以上、ネットワークとして活動が続いている秘訣とその活動をお聞きします。事前にお申し込みの上、チラシ20枚と名刺をお持ちください。

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