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【レポート】11/16市民活動活性化フォーラム 開催!

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11月16日(土)長崎駅ビル内の「Q-Lounge Nagasaki」で、市民活動の活性化を目的としたフォーラムを開催。九州各地で市民活動の支援に関わる組織やNPO関係者など、約40名が参加しました。

午前 【基調講演】参加者2,000人!参加したくなる活動づくりの秘訣

午前は特別ゲスト 草野竹史氏(NPO法人ezorock 代表理事/NPO法人北海道NPOサポートセンター戦略担当理事)による基調講演。北海道全域で、さまざまな地域課題解決のため、若い世代を巻き込んだ活動をコーディネートしている草野さん。

毎年開かれている音楽フェスティバル、RISING SUN ROCK FESTIVAL で環境対策活動をするボランティアを募集し活動しています。その数100人以上。どうしてそんなに多くの若者が活動に参加するのかお話されました。

50を超えるアクティビティ、毎月2回の説明会、まちなかを廻る自転車の貸し出し管理を行うアルバイトなど多様な入口を用意しており、そこから「ボランティアもどう?」と声掛けをしていると。

また、道内各地への移動は全て法人負担なので、若者は旅費を負担することなく新しく知識や経験を得ることができるというお話がありました。

草野さんのお話で印象に残ったのが今のNPOの弱体化です。

「NPOはここ10年ほど事業に注力しすぎて専門性を求め一般市民のボランティア参加を怠ってきた。そのため新たな担い手がおらず高齢化や会員の退会で組織が弱体化してしまった。市民参加の場を提供できるのはNPOだから。企業にはできない。このことをもう一度思い出して取り組みたい。」

後半は、質問に答える形で活動についてお聞きしました。

午後 【分科会】市民活動の活性化を目指して

午後からは「市民活動の活性化を目指して」をテーマに、4つのグループに分かれて意見交換等を行いました。

テーマ① 多様化する中間支援の担い手とそのあり方について~中間支援業の賢い活用方法~

コーディネーター:九州地方環境パートナーシップオフィス 澤 克彦 氏

かつて市民活動支援の担い手はNPO法人といった非営利組織でしたが、近年は営利企業が参入するなど担い手が多様化しています。支援者は市民活動をどう支援していくのか、市民活動をする者は中間支援業をどう活用するのかを中心に意見交換を行いました。
特に、中間支援の担い手となる人・組織に求められる素質・所作等について話しました。

テーマ② 市民活動団体が企業と協働を進めるポイント~中間支援の役割~ 

コーディネーター:公益財団法人 佐賀未来創造基金 山田 健一郎 氏

市民活動団体が企業と協働を進めていくために、価値観や文化が違う企業とどうやってパートナーシップを構築し、お互いにメリットのある協働プログラムを作るため、中間支援はどういう役割を担うのかを中心に意見交換を行いました。

企業と言っても様々。その企業の文化、背景を理解するために率直に質問し、自分たちの価値観とすり合わせをする。手間がかかる作業ですがそれが信頼関係を築く一歩になります。

テーマ③ 市民活動を支援する人材の確保~本当に人材はいないのか?~ 

コーディネーター:福岡市NPO・ボランティアセンター あすみん 中村 善輝 氏

人手不足の中で、中間支援を行う人材の確保も課題となっています。人材がいないのは本当なのか、どのような人材が必要なのか、それはどうすれば確保できるのかを中心に意見交換を行いました。

人を確保することと「人材」を育てるのは別だが、どちらも大事。二段階で考えること。また「やりたいこと」は、想いだけでは「できないこともある」というのを理解してもらうのも大事。

中間支援組織はブースター役となり、人材を育てるしくみと声掛けをしていく必要がある。コーディネートして終わりではいけない。

テーマ④ 市民活動の活性化を目指す行政の役割~各地の公設センターの状況と今後~ 

コーディネーター:長崎市市民協働推進室 印藤真哉室長、川口育美係長 

公設公営、公設民営など運営形態は各地域によって様々。それぞれの地域でどのような活動を行っており、行政は何を目指して、それにどう取り組んでいるのかを中心に意見交換を行いました。

行政が取り組んでいる施策を共有しました。また若者のボランティア参加が少ない、続かないといった点が共通の悩みとして紹介されました。

今回、市民活動の支援に関わる人々やNPO関係者などが一同に会し、ともに学び交流したことにより「横のつながり」がさらに深まったのではないかと思います。

基調講演、分科会①と分科会報告は動画でも視聴できます。視聴希望者は下記URL(ピーティックス)で視聴料1,000円をお支払いください。入金確認後、動画URLを送ります。視聴期限は12/31、申込期限は12/24です。

URL:https://peatix.com/event/4217369/view

同フォーラムの詳細はこちらをご覧ください ↓↓↓↓

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