ボランティア活動をしていて、困ったことを持ち合って話し合う座談会
毎月第4水曜の夜に開いている月例座談会。6月は「広報活動の困りごと」をテーマに、26日(水)に開きました。今回は、文化芸術・観光まちづくり・福祉など、活動内容がバラバラの9名が参加。
今回もファシリテーターは「もりきち」こと、森勇吉さん(モリキチ企画代表)。アカペラサークル「ハモらんば」の運営や音楽イベントなど、様々な「場づくり」をしている26歳です。
まずは、もちきちさんのリードで和やかな雰囲気で自己紹介&活動紹介。
著作権ミニ講座
そのあとは、今回のゲスト 行政書士・金澤尚徳さんによる「著作権ミニ講座」。ご自身が演劇をしていることもあり、長崎の市民活動・文化芸術活動の発展のために、「著作物」がより有効に活用されてほしいと願っているそうです。
「著作権」について分かりやすく解説する金澤さん。
「この場合の著作権者は誰?どこに相談したらよいの?」参加者のみなさんは活動の広報をする際に著作権のことが気になっているようで、質問が次々と!!それに対し、金澤さんが専門的の立場からアドバイスを。また参加者同士で「うちの団体では著作権については◎◎のような対策をしていますよ~」などと情報を共有しあう場面も。
フリートーク みなさん「広報」どうしてますか?
広報の「素材」、どんなものを使ってる?
チラシを作るときの画像や文字のフォント、舞台で使用する楽曲や効果音などの「素材」についての話題にもなりました。「すべて自分たちで撮影、デザイン、作曲、録音したものを使います!」としたいところですが、なかなかそうはいきませんよね。手作りにこだわる団体もあれば、「最近はAIを活用しています」という人も。
また「イベント時に参加者を撮影した画像」を次回のイベントの広報媒体に使いたい!ってこともよくありますが…。
金澤さんによると「これらには全て著作権や肖像権があるので『ちょっと面倒だなぁ』と思っても要確認。相談のうえ使用することで無用なトラブルを防ぐことができる」とのこと。
参加者は「ええっ!こんなものにも権利が発生するの!?」とか、逆に「あ、これは自由に使ってよいのね!」と胸をなでおろしたり。
インスタ?X?Facebook?LINE?課金オプション使ったことある?
活動内容や、活動を知らせたい対象者によって、使う媒体もまちまち。SNSがメインの団体もあれば、活動の性質上あえて口伝えや紹介のみで人を集めている団体も。また、課金すると文字数がたくさん打てたり(X)、より多くのユーザーに届けることができるサービスを活用したことがあるか?などの話題も。それぞれが工夫していることなどを情報共有しました。
今回の参加者は文化芸術・観光まちづくり・福祉など、活動内容がバラバラだったため、一口に「広報」といっても多様な話が展開されて大盛り上がり!終了後も会場に残って情報交換する人たちも。
「他の団体の広報の工夫を聞けてよかった」「AI、使ってみようと思います」「成功談だけでなく、失敗談も聞けて参考になった」等など。
みなさん、活動のヒントになったようでしたよ!
次回の月例座談会も「第4水曜の夜」
次回は2024年7月24日(水)19:00~20:30 長崎市市民活動センター「ランタナ」の1階で開きます。他の団体の活動が知りたい、自分の活動の悩みを聞いてほしい、など市民活動に関することであればいいので、お早めにお申し込み下さい。テーマは決まり次第、WEBでお知らせします。
【主催・お問い合わせ先】
長崎市市民活動センター「ランタナ」TEL: 095-807-6518