2024年6月2日 市民活動に関心がある若者同士の交流会「ツナガろう市民活動トークセッション」を、長崎市油屋町のダイアゴナルラン長崎で開きました。
ゲストスピーカーは、240万viewを超えた note「この割れ切った世界の片隅で」の 山邊鈴(やまべ・りん)さん。長崎市での登壇は初めてで、約30人の若者の中には山邊さんの母校の先輩もいました。
山邊さんは「私にとって活動とは何か?」と題し、今までの活動を4つのフェーズに分けて講演。内省を深めながら環境の変化や活動への思い、注目される人間が意識すべきこと、そして「活動はきっかけにすぎず、先に人生がある」と生きることそのものを充実させる姿勢を来場者に示しました。
第二部は、山邊さんと若者でつくる3団体のトークセッション
パネラーは山邊さんのほか、
みんなの居場所としてくじら食堂を運営している「らしくじら」の木元茜里さん、アカペラで地域活性化に取り組む「ハモらんばプロジェクト」のもりきちさん、ウェブで平和活動を広げる「ISSOKU」の只熊ゆりさん(写真左から)。
(株)つくるのわデザインの岩本諭さんがファシリテートしそれぞれ活動を紹介。活動をする上で誰もが気になる「市民活動に興味を持ったきっかけ」「課題・悩み」「活動に必要な心意気って?」についてパネラーが自分の言葉を率直に来場者に伝えました。
自分たちにとって活動とは何かをそれぞれのテーマから深堀りすることで、他分野の活動でも、共通点や参考ポイントなどを確認できました。
また、会場の若者から寄せられた「自分は他人のためというより、自身のためにボランティアをやっている。それでもいいのでしょうか?」という質問に、パネラーが「自分とその周りが幸せになることを大切にしている、全然OK」と笑顔で答える一幕も。
自分の気持ちと考えを、自分の言葉で語る若者は輝いていました。
トークセッション後は、会場にいる全員がフリートークで交流。
市民活動に取り組んでいる人、市民活動を学んでいる人、若者の市民活動について知りたい人、新たな発見やツナガリ、やりたいことを人に伝えることができた交流会でした。
アンケートには「山邊さんの考え方やみんなが当たり前と考えていることを、違う視点から考えてみることがとても面白い。自分も意識して違った視点で考えようと思った」「ボランティアに分野を問わず参加して、いろんな人に会って人生を豊かにしたい」といった感想が寄せられました。
やりたい気持ちは、人に話すことで実現に近づきます。「なんとなく」が言語化されて論点がはっきりするからです(これを「課題の解像度を上げる」といいます)。
「活動したい」「迷っている」「わからない」そんな時はランタナにご相談ください。