2024年5月22日、ボランティア活動者が交流する月例座談会を開催しました。毎月第4水曜日の19時から開き、今回は「仲間探し」がテーマ。
イドコロ作りを進めているもりきちくんのファシリテートで始まり、参加者はメンバー集めやイベント時の集客で困っていることを出し合いました。
イベントの集客どう?
「イベントに来る人がいつも同じ。親戚とか友達とか。新しい人が2,3人いればいいほう」
「SNS広告に興味があるが、地域を長崎に限定してしまうと結局、知っている人しか見ていない」
「長崎で初めてとか、記念日に寄せるとマスコミに取り上げてもらいやすい」
NPO法人・ボランティア団体内部では何が起きている?
「NPO法人内でも人により温度差がある。目的を追求する人もいれば、楽しくて参加している人もいる。先鋭化した意見で他人を非難する人がいて困っている。」
「専門的なことに詳しい人は詳しいけど、知らない人は知らない。その温度差が常にある。」
組織内の温度差はどこもあるようです。筆者の考えでは、目的は人それぞれ、温度差もあっていいと思います。人は違うことを前提に運営すればいいのです。
その方法は松原明講演会で紹介した書籍「協力のテクノロジー」の相利評価表をご一読ください。
どういう気持で活動をしているの?
「福祉に関心があり『やってみたら』と勧められて活動を始めた。始める前は不安だったけどやってみたら、相手の方が心を開いてくれていて、構えていたのは自分のほうだったことに気づいた。」
「当事者として接すると相手がスッと受け入れてくれる。相手も自分のことを知ってほしいと切に願っている。」
ちょっと寄り道
仲間がいないので効率化のためにAIを使っている団体から「AIは便利、使った方がいい。最後は人間がチェックする。チェックするのは自分でなくランタナのような第三者がいい。自分の考えが反映されているAIが作ったものは誤りや偏見に気づかないから。」
「AIに任せて、空いた時間で他の活動ができる」
と、人がリアルに集まったからこそできた「寄り道」でした。
次回は2024年6月26日(水)19時~20時30分 長崎市市民活動センター1階で開きます。他の活動が知りたい、自分の活動の悩みを聞いてほしい、など市民活動に関することであればいいので、お早めにお申し込み下さい。
(文責 長崎市市民活動センター長:関根志朗)