2024年5月15日(水)、長崎市内の会議室でトヨタ財団が扱う国内助成の説明会・相談会を開催し、会場とオンラインあわせて24名の方が参加しました。参加者はNPO法人の他。ボランティア団体、一般社団法人、行政、企業をその属性も多様でした。(主催:トヨタ財団、共催:九州地方環境パートナーシップオフィス、協力:長崎市市民活動センター)
はじめに同財団の武藤良太プログラムオフィサーが国内助成を説明しました。
最初のポイントが「他の多くの助成事業のような、特定の課題解決を対象とするのではなく、課題解決に向けたプロジェクトチーム作り、長い年月にわたって活動主体となりうる人的基盤整備が最大の特徴」という説明がありました。
また「社会情勢は目まぐるしく変化していく。地域全体のニーズを把握しているだけでなく、その地域に関わるヒトやモノといった資源をきちんと把握し、それをもとに戦略を立案し将来が見えること」と付け加えられました。
説明会のあとは、トヨタ財団、九州地方環境パートナーシップオフィス、長崎市市民活動センターの3者によるトークセッションにより、助成事業についてより深く具体的な内容について話し合いをしました。
会場から出た質問と回答には次のようなものがありました。
Q:実施途中でプロジェクトチームのメンバーが変わったり、実施が困難になった場合はどうすればいいか。
A:プロジェクトチームのメンバーが変わることは問題ない。その都度、必要な人達が関わってくれる出入り自由な組織が望ましい。またコロナなど社会的状況で実施が困難になった場合は、活動を休止し再開したこともある。進捗状況を共に把握しながら進めていきたい。
Q:プロジェクトチームに入ってほしいがツテが無いという場合はどうしたらいいか。
A:長崎市市民活動センターに相談してほしい。センターで対応出来ないときは他の機関と連携して組織や人材を探す。
トークセッション後、事前申込をしていた団体が同財団に個別に相談しました。また、参加者同士の交流も生まれ、後日、事業実施について意見交換を行う約束をした団体もありました。
同財団の国内助成は6月11日(火)15時が締切です。
申請をお考えの方は、同財団へご相談ください。また申請に関してどのようなプロジェクトチームを作ればよいかなどは長崎市市民活動センターまでご相談ください。